育ちについて その③(周りの期待)

 人が育つためには、本人の「育ちたい」という欲求が必要不可欠です。だからと言って、周りの環境は影響しないかというと皆さんの感じているとおり、相当な影響があります。

 ピグマリオン効果という言葉をご存知でしょうか?(最後に、その例を挙げてます。)周りが期待することが、大きな成長を遂げるということがわかってます。

 最終的には、本人が自分にどれだけの期待をかけるかです。しかし、自分がどこまで成長できるか、不安がある点もあります。周りが期待していることを実感することにより、客観的に見ても自分に期待していいんだという安心が得られます。

 これを考慮に入れるとピグマリオン効果を発揮するためには、次の点に注意することが私は大切だと感じています。

 

  1. 周りが期待することで本人の期待度が上がること
  2. 周りが期待していることが本人に伝わること

 

 1.に関しては、頑張らないとできないことで、しかも現実離れしたものでないことが大切で、2.に関しては、だれが期待しているのか?(本人にとって影響力のある人が望ましい)ということが大切になります。

 現実、期待があるのかどうかで、人の成長は大きく左右されます。あなたのところではどうですか?ちょっとしたところに成長を支援できることが隠れているかもしれません。

 

参考:(ピグマリオン効果の実験例)

 

 アメリカのローゼンタ(ソ)ール(Rosenthal,R.)らがある実験をしました。

 まず、小学生に普通の知能テストをさせ、その結果を担任の教師にこのように報告しました。

「このテストは将来の学力の伸びが確実 に予測できるものです。まだ研究中なので結果を教えることはできませんが、先生にだけ、将来伸びる子の名前を教えましょう。」

しかし、そこで教えられた数人の生徒は知能テストの成績に関係なく、ランダムに選ばれた子でした。それから1年ほどしたあとで、再び知能テストをしたところ、名前をあげられた子は、 そうでない子に比べて明らかに成績が上がっていました。

 また、人間だけでなくネズミでも効果があるという実験結果もあります。

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