内容を明確化し契約を結ぶことは、我々日本人にとって結構難しいことです。専門家の私でさえも、かなりいい加減な契約で物事を進めることがあります。しかし、明確でない契約は後にトラブルに発展しかねないことになるので注意したいものです。
労働契約は無い?
労働紛争の相談を受けると、「労働契約はない」と言われる相談者が多いことに驚かされます。そんな方の中には「1か月○○万円」といった大雑把な契約を結んでいる方が多くいます。
この契約では1か月に○○万円もらえることは決まっていますが、そのために何時間働かないといけないのか明確でありません。この不明確さが労働紛争の原因になることはとても多いことです。
この紛争で、あなたが仲裁役を頼まれたとします。
あなたなら何を基準に解決の道を示します?
解決策は難しいですよね!
仮に、裁判に解決策を求めたとします。
裁判官は答えを出さないといけません。双方の言い分、労働法規、会社の慣例、不明確な契約とした過失など総合的に見て、判断が下されると思います。
契約内容を自分たちで完結させるために
労働契約内容が不十分な場合、裁判所など第三者がその決定をするというリスクを伴います。しかし、契約を適切に行うことで、自分たちで内容を決定し実行することができます。
紛争に発展させない環境づくりは私にとって、重要な業務です。もし、労働契約に疑問がある方がおられたら、ご気軽にご相談ください。
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Rico Dry (土曜日, 04 2月 2017 05:53)
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